• 焼津のこと 2017.03.10

浜通り店の雛祭り

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全国的に3月3日は桃の節句、「雛祭り」です。女の子の健やかな成長を願う行事として広く知られています。

元々は男女や年齢の区別はなく、身を清め健康を祈って災厄を祓う行事のことで、「上巳(じょうし)の節句」ともいわれます。

焼津では、旧暦の桃の節句(4月3日)の時期に、「雛祭り」を行います。また、女の子の「雛人形」と同時に、男の子の「天神さん」も飾り、子供たちの健やかな成長を願う風習があります。「天神さん」のモデルは、学問の神として知られる菅原道真公です。文武両道の男の子に育って欲しいとの願いを込めています。

浜通り店でも、五段飾りの雛人形たちが居住まいを正してお客さまをお迎えしています。

今年は五段飾りの隣に、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」の序段を描いた「変り雛」を飾っています。「変り雛」とは、時の話題や風俗などを取り入れた雛人形のことで、伝統的なものとは異なる形をしています。今年飾っている「変り雛」は、昭和6年に制作されたものだそうです。

ほかにも、伊豆地方に古くから伝わる「つるし飾り」も飾っています。色とりどりの飾り物で、こちらもやはり子供たちの健やかな成長を願うものです。「つるし飾り」の中に鰹の群れがいるところが、浜通り店らしくていいねと、お客様からも好評です。毎年楽しみにしてくださるお客さまもいらっしゃるので、わたしたちも張り切ってお飾りしています。

今年は4月3日まで、店頭で華やかに皆様をお迎えします。ぜひ、浜通り店にお立ち寄りください。