YAIZU ZEMPACHI LETTER
毎年11月19日に焼津市栄町の西宮神社で開かれるえびす講市が今年も行われました。
古くは漁業や農業の神様として、そして商売繁盛の神としても信仰されるようになった恵比寿さま。
「講」とは人々が集まって儀式や祝いをすることで、「えびす講」は商売繁盛、五穀豊穣、大漁を願って恵比寿さまをまつる行事なのです。
日本全国の神様が出雲大社に出かけて神無月となる旧暦10月に、恵比寿さまは留守神として全国の恵比寿神社にとどまって留守番をするとされています。
元々は留守番をしている恵比寿さまをねぎらう行事として始まったえびす講は、次第に変化して今のような祭りに近い行事となったのだそうです。
えびす講は焼津だけに限らず日本全国で行われている行事ですが、焼津の人々には「あらやのおいべっさん」の愛称で親しまれています。
境内には色とりどりの熊手やお飾りがたくさん並び、とても華やかです。
西宮神社の傍の焼津駅前商店街にも露店の屋台が立ち並び、にぎわいを見せていました。
多くの人々が参拝に訪れる中、私たちも一年の無事を感謝しました。