YAIZU ZEMPACHI LETTER
日本全国各地には、その地域の名産や特色をモチーフにした「ご当地マンホール」と呼ばれている、デザインされたマンホール蓋が存在します。
焼津市でもまた、ご当地要素が取り入れられたマンホール蓋が導入されています。
焼津を散策していると、市章の入ったシンプルなものから、イラストが使われた可愛らしいものまで、様々なデザインの蓋を目にすることができます。
焼津市のシンボルである松とユリカモメや、泳いでいるカツオが描かれたものなど、漁業が盛んなこの地域では海をイメージしたものが多く見受けられます。
富士山を背景にして勢いよく波立つ海面を表した迫力あるマンホールは、やいづ善八のロゴマークとどこか似ていて愛着が湧いてきます。
港からの望む富士山の姿は、焼津の人々にとって日常の一部でありながらもちょっぴり特別な風景なのです。
毎日の通勤や通学で使う道で、あるいは旅行先で初めて通る道で、足元を気にとめて歩くことは少ないかもしれません。
ふとした瞬間に素敵なデザインのマンホールの蓋に出会えたら、なんだかいい気分になれそうです。