YAIZU ZEMPACHI LETTER
やいづ善八の直営店、浜通り店の店長、まさおです。
やいづ善八ブランドが立ち上がり、「やきつべのだし」を発売してから早いもので225日が経ちました。
「やきつべのだし」をお取り扱いいただけるお店が徐々に増えてきました。幸せなことです。
私も西へ東へと出かける機会が増え、浜通り店を留守にすることも多くなってきました。
この写真の景色は、浜通りの入り口を撮ったものです。久方ぶりに戻ってくると、懐かしい磯の香り、鰹節の香りがどこからとなく漂ってくるようで、我が家に帰ってきたようにほっとします。
浜通りは、鰹の水揚げ量が日本一である「焼津漁港」とサバの漁業基地として知られる「小川漁港」に挟まれています。
焼津は古くから水産資源に恵まれた地域でしたが、全国有数の水産の町になる過程には、紆余曲折があったといいます。
江戸時代に遡ると、魚商人は貧しく、その日暮らしの生活でした。この状況を打開するため、魚商団体を設立し、連帯弁償制度などを取り入れ、取引の改善を図ったそうです。
また鰹節作りの技術力を磨き続け、焼津節を最高級の品質にまで高めてきました。
先人たちの知恵と努力と熱意があったからこそ、今の焼津があるのだなと感じています。