YAIZU ZEMPACHI LETTER
やいづ善八サイトで「みんなのレシピ」を盛り上げてくれている5人の料理家さんが、毎月おひとりずつ登壇する連続企画。第4回目を8月9日に開催しました!
第1部では、やいづ善八から「基本のだしの取り方」をお伝えしました。今回は「荒節」と「枯節」の違いを、お味噌汁で体験してもらいました。「一般的なだしの素」「やきつべのだし 鰹 荒節」「やきつべのだし 鰹 枯節」の三種類のお味噌汁を準備。まずは香りの違いを確認し、味の違いを確認してもらいました。本物の鰹だしを使ったお味噌汁は、香り立ちが全然違います。
わたしたちは日ごろ、「すまし汁には枯節、味噌汁には荒節」をオススメしていますが、枯節のお味噌汁も上品な風味で味噌とのバランスもよく、お客様に好評でした。固定概念にとらわれず、好みに応じて使い分ける楽しさを、改めて感じることができました。
第2部は、がまざわたかこさんのお料理教室!暑い夏を元気に乗り切れる、栄養満点のレシピをご紹介くださいました。
「すだちポン酢の冷やし豚しゃぶ」は、まずは見た目が色鮮やか!食材は全て茹でる工程がありますが、逆に茹でておけば特製ポン酢をかけるだけで出来上がるので、作り置きにも便利です。豚肉は、90℃位のお湯でサッと茹でることがポイント。ふっくら柔らかなお肉になります。
最大の特長は、ポン酢が飲めるということです!荒節のだしをたっぷり使って塩分を控えめにしているので、食材と一緒に最後の一滴まで美味しくいただけますよ。
「ごまとろろ飯」は、麦ごはんの上に摺りおろしたとろろ汁をたっぷりかけていただきます。大和芋は皮目に栄養が豊富に含まれるため、皮は剝かずに摺りおろし、荒節のだしを数回に分けて注ぎ入れ、丁寧に混ぜ合わせます。がまざわさん曰く、「とろろは飲み物」という表現が納得できるのどごしの良さ!シンプルだからこそ飽きがこない美味しさです。
「秋田の豆腐汁」は秋田の一般的な汁物で、郷土料理研究家・がまざわさんの真髄を感じる逸品です。優しい風味の枯節のだしと、昆布、鶏肉が持つうま味の掛け算が、想像以上に深みのある味わいを生みます。じゅんさいの食感、親鳥の弾力のある食感、豆腐の柔らかな食感の対比が印象的で、初めていただいたのにどこか懐かしい気持ちになります。
5月からスタートしたお料理教室も、来月が最終回となります。最終回は、JUNAさんが登壇!やきつべのだしを使ってどんなお料理を魅せてくださるのか、わたしたちも楽しみにしています!