YAIZU ZEMPACHI LETTER
やいづ善八のおだしと合わせたい旬の食材の豆知識をお届けするコーナーです。
今回、おだしと合わせたい旬の食材は、4月~6月に旬の「初鰹」です。
初鰹とは
鰹は回遊魚のため、春になると餌を求めて黒潮に乗り日本の太平洋沿岸にやって来ます。その流れに乗ってやって来た鰹で、その年初めて水揚げされたものを「初鰹(はつがつお)」と言います。初鰹は夏の訪れを告げる縁起物として古くから日本で食べられてきました。時期は、漁港によって多少前後しますが、平均的には4月~6月頃とされています。
鰹の漁獲量
平成28年の全国の鰹の漁獲量は208,300トンで、そのうち静岡県が63,400トンを占めており日本一です。
ちなみに、全国のかつお一本釣り(遠洋)の漁獲量は51,300トンで、そのうち静岡県が16,700トンを占めており、こちらも日本一です。
生産額では、全国の合計が648億3,200万円に上るのですが(平成28年度)、そのうち静岡県が172億8,400万円を占めており、これも日本一です。輸出についても静岡県は輸出量3,211トン、輸出額は4億7580万円にも及び、文句なしに日本一です。
また、静岡県内でも特に焼津港は冷凍鰹の上場水揚げ量が日本一の漁港として広く知られています。この鰹を原料として、かつお節やなまり節、鰹のたたきなどさまざまな加工品が作られています。
鰹だしが初鰹のおいしさを引き出す ~初鰹のふんわり卵とじ~
「初鰹」と言えば「かつおのたたき」を思い浮かべる方が多いかと思いますが、今回は「やきつべのだし 鰹 枯節」を使って鰹だしと合わせたレシピをご紹介します。
さっぱりした初鰹とまろやかですっきりした味わいの枯節のうま味、そしてコクのあるふんわりした卵が合わさった絶妙な逸品です。ポイントは初鰹を鍋に入れたら、なるべく手早く調理すること。火を入れすぎないことで、柔らかい食感を保てます。
心も体もほっこり温まるスープのようなおかずです。
初鰹のおいしさを「やきつべのだし 鰹 枯節」がさらに引き出す逸品です。
ぜひお試しください。