YAIZU ZEMPACHI LETTER
やいづ善八のおだしと合わせたい旬の食材の豆知識をお届けするコーナーです。
もうすぐ本格的な秋。きのこが旬の季節になってきました。秋の遠足で、きのこ狩りに出かけたり、献立に旬のきのこをいつもより多めにメニューを加えたりする方も多いのではないでしょうか。今回はきのこの豆知識についてお届したいと思います。
自然豊かな森に囲まれて暮らしてきた日本民族の食文化の一つでもあるきのこ。きのこを野菜と思っている方も多いかもしれませんが、きのこは植物ではなく、菌類(担子菌類と子のう菌類)に分類されます。
菌類の中で、比較的大型の子実体を形成するもの、あるいはその子実体そのものの俗称を「きのこ」と言い、厳密な定義があるわけではないそうです。
食するという観点からきのこは、食用、不食(食べられるもののおいしくない・固いなど)、有毒に分類されます。植物のように葉緑素がないので、太陽光と水、CO2を使って自ら栄養を作り出すことができません。どのように栄養を得ているかと言うと、動物と同じように植物、昆虫、枯れ木などから栄養を得ています。
皆さんはキノコの種類をいくつくらい言えますか?
しいたけ、しめじ、えのき、マッシュルーム、松茸、きくらげ、なめこ...、10種類くらいは挙げられるでしょうか。実は日本にはこれ以外にも、なんと数千種類のきのこが存在し、そのうち約100種以上が食用菌として知られているそうです。
きのこは、食物繊維、ビタミンB類、ビタミンD2、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んだ低カロリー食品ですが、特に乾しいたけの食物繊維の含有率は41%にも及び、乾燥重量当たりに換算しても大根やネギよりもはるかに多い含有率です。また乾しいたけをはじめ、天日乾燥したきのこはビタミンD2の宝庫としても知られています。
そんな、きのこと「やきつべのだし 鰹 枯節」を使ったレシピをご紹介します。
しいたけとマッシュルームから出る複雑なうま味とだしの繊細な香りが組み合わさり、さらに牛乳でまろやかにまとめました。
心とからだにじんわりしみ込むおいしさに、香ばしいナッツの食感を添えて。
「やきつべのだし 鰹 枯節」が入ることできのこのうま味が引き立ち、さらに美味しく仕上がります。
鰹だしと旬のきのこ。とっても相性が良い組み合わせです。ぜひお試しください。