YAIZU ZEMPACHI LETTER
やいづ善八のおだしと合わせたい旬の食材の豆知識をお届けするコーナーです。
今回は11月~3月に旬の「ブロッコリー」の豆知識について、先取りしてお届します。
ブロッコリーはアブラナ科の越年草で、芽ハナヤサイ、ミドリハナヤサイ、キダチハナヤサイ、コモチハナヤサイなど、たくさんの名前があります。元々この名前は、イタリア語で『芽』を表すブロコッコの複数形が語源とされています。
ブロッコリーはキャベツの変種で、ヨーロッパ西部の野生キャベツの栽培によって生まれたものとされています。また、カリフラワーの原種と考えられていて、2世紀頃には既にローマ人が食していたとされています。
茎がアスパラガスのように柔らかいことから、イギリスでは「イタリアン・アスパラガス」、フランスでは「アスパラガス・キャベツ」などと呼ばれていました。日本に入ってきたのは明治初期あたりですが、観賞用とされていました。本格的に広く食用として用いられるようになったのは、1980年頃になってからだそうです。
ブロッコリーは栄養豊富な緑黄色野菜です。食物繊維のほかに、カロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富です。さらに、鉄、リン、カリウム、カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、葉酸なども豊富に含まれています。ちなみに、小さなつぼみがたくさん集まった部分を花蕾(からい)と言い、ここには花を咲かせるために必要な栄養素が凝縮されて入っています。
ブロッコリーの高い栄養価を失わないようにするためには、コツがあります。よく言われるのは、少量の水で短時間で、硬めに茹でることです。
その後ざるにあげたら、水にさらさずそのまま冷ますのがオススメです。水にさらすと栄養価も、香りや食感も損われてしまう恐れがあるためです。ゆでずにそのまま油で炒めるのも、栄養成分の損失が少なくなるのでいいとされています。
茎の部分は捨てる人も多いですが、実は栄養が豊富で味も甘くて食べやすいため、表面の硬い皮をむき、スライスやみじん切りなどにして食べてみてください。
ブロッコリーはどんな調理方法とも相性がいいため、茹でたり、炒めたり、煮たり、焼いたりとバリエーション豊富に楽しめます。サラダ、シチュー、和風の和え物、パスタなどに入れるのも定番です。
そんな、ブロッコリーと「やきつべのだし 鰹 荒節」を使ったレシピをご紹介します。
体の中からポカポカになれるポタージュです。ブロッコリーの食感も楽しめます。
「やきつべのだし 鰹 荒節」が入ることでブロッコリーのうま味が引き立ち、さらに美味しく仕上がります。
鰹だしと旬のブロッコリー。とっても相性が良い組み合わせです。身も心もほっと和む味わいをぜひお試しください。